看護師の勤務体制は、職場ごとに違いが見られるため、求職中に自分のライフスタイルや経験を考慮しながら、働きやすい職場を見極めることが大切です。
たとえば、公立や民間の総合病院の病棟は、2交代制や3交代制の勤務体制が採用されているところが多く、夜勤や早番、遅番など生活時間が不規則になりやすい傾向が見られます。
一方で、こうした職場では勤務の時間帯や残業時間によって数千円から一万円ほどの高額な手当が受け取れることもあり、高収入を希望する看護師に人気があります。
また、クリニックの看護師の勤務体制は、病床の有無にもよりますが、日勤がメインとなるため、プライベートの時間を充実させたい人や、仕事と育児を両立させたい人に向いています。
特別養護老人ホームや有料老人ホームなどは、看護師をはじめとした医療スタッフを対象に希望に応じて夜勤を免除したり、一日の労働時間を柔軟に選べるようにしている職場が多いです。
そのため、ハードワークを理由に医療現場を離れた人や、空いた時間を使った看護師の経験やスキルを活かしたい人にとって大きな魅力があります。
医療や介護に関する職場の勤務体制について詳しく知りたい場合には、就職相談会や職場見学会などに参加をし、採用担当者や現役の看護師に話を聞くことが大事です。
なお、時間に余裕があれば、就職後に待遇面で悩まないために、勤務体制と給料の関係について自分なりに調べておきましょう。
2交代制と3交代制のメリット・デメリットについても、参考サイトから情報を集めるなどしてしっかりと検討しましょう。